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9月, 2016の投稿を表示しています

TEDxイベントのチケットは高いのか?

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今年もTEDxShimaneUの開催が迫ってきました。 どうやら後輩たちも切羽詰まってきているよう・・・ 去年は初開催ということで大変でしたが、2年目もまた別の大変さがあるのだと思います。 さて、去年もそうでしたがなかなかチケットが思うように売れないという問題があるようです。他のTEDxイベントのチケット事情はわかりませんがTEDやTEDxの知名度が低い地域では起こりやすいのではないでしょうか? 運営側は毎日のように頭を捻って企画し、本当に素晴らしいと思えるスピーカーを選び、誰しもが参加したいと思えるようなイベントを目指すと思います。実際、どのTEDxイベントも非常に魅力的であることは間違いないです。 けれど、なぜかチケットが売れない。 もちろん、TEDxイベントを知らないからや、魅力的なスピーカーがいないからという理由もあるかもしれません。 しかし私が運営していて思ったのは、一番の原因だと思ったのは チケットの値段 です。 特に大学イベントだとオーディエンスとして多くの学生を呼びたいと思うものですが、全然チケット申し込みが来ないなんてことも。 「やっぱり学生にとってこの値段設定は高いのか...」と悩むこともありました。 そこで、そもそもTEDxイベントにおけるチケットの値段は妥当なのか、学生目線で書くことにします。 少しでもTEDxのこと、チケットのことへの理解を深めていただけると幸いです。      チケット値段比較 まずはじめに、自分なりにいくつかのTEDxイベントのチケット値段を調べてまとめてみました。 左:大学イベント 右:スタンダードイベント 大学イベントの学生料金は2600円程度が平均で、スタンダードイベントは倍近く高い。 全体的に見れば、2000円〜3000円のチケット代は決して高い値段設定ではないですよね。      なぜチケット代はバラバラなのか? 基本的にチケット代は予算による。運営していく中で思った以上にお金が集まることもあれば、逆に予想以上に出費がかさむこともあるからだ。TEDxShimaneU 2017ではその資金状況をみて値段設定していった。 また、重要なのはスポンサ...

東海学生リーダー合宿に乗り込んでみた話

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  はじめに ある日、トビタテ(留学のための奨学金制度)の友人から、 「今度、東海学生リーダー合宿を名古屋でするから来ないか?」 という誘いをいただいた。 実に縁もゆかりもない名古屋。 そもそも、徳島県生まれで、18歳まで徳島で育ち、大学進学を機に島根県松江市に引っ越した自分は、23年生きてきて一度も、東海地方に足を運んだ記憶すらない。 ただ、仲の良い友人が運営のトップで、”リーダー”という言葉に惹かれ、どこかの意識高い人が「人脈作りにお金を投資する人は成功する」みたいな一言を変なタイミングで聞いてしまった自分は、予定を確認して申し込みをした。 申し込みをしたのはいいものの、正直なところ参加することにワクワクがまったくなかった。名古屋へのチケットを取るのも憂鬱。行く価値あるのかなぁ、良いタイミングで風邪でもこじらさないものかと思っていた。けれど、友人とも約束したし、行かないわけにもいかないので、もちろん参加。   共通のタグを持たないと思っていた自分 人にはタグというものがそれぞれに存在する。イメージはtwitterやfacebookをしている人ならわかると思うが、#がついているあれ。 例えば自分のタグは、#島根 #徳島 #トビタテ #TED #理系 #怖い みたいな具合だろう。要はその人のことを表す特徴といえよう。 今回の東海学生リーダー合宿、自分は共通のタグを持っていなかった。少なからず、参加者全員が持っていた共通のタグは#東海なのだ。もちろん、これは東海地方出身という意味もあれば、東海地方の大学生という意味もある。何はともあれ、みーんな東海に関係ある人たち。 「あーあ、僕は場違いなところに来てしまったかな。」 ほいほいと参加申し込みを決めた自分に嫌気がさした。 しかし、これは間違いだった。参加者の共通のタグは“樋口も含め”、きちんと存在していた。 それは、みんな熱いやつらばかりだったということ。あと、もうキモイくらいやる気に満ち溢れて、学びに貪欲なやつらだったのだ。こういう人たちがいるから、地球温暖化は進むんだよ(嘘) そんな熱いやつらに囲まれた二泊三日の東海学生リーダー合宿が始まった。   合宿の内容 結論から言うと、ものすごく濃い三日間だ...

【トビタテ】第2回留学成果報告会を終えて思うこと

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9月4日 午前0時20分。まだ、閉会から六時間しか経っていない。明日はトビタテの同窓会で朝の8時に会場に行かないといけないのに、興奮覚めやまず眠れそうもないので、トビタテ!留学JAPANの第2回留学成果報告会の気づきや、感想を書いていきたいと思う。 自分は今回、"発表者"として参加させていただいた。 緊張や不安もあったが、結果として出席してよかったと心から思う。 備考:参加者は、留学中の体験や気づきを5分間で発表するプレゼンテーションセッションと自分の留学について自由に説明するポスターセッションがあった。 (1)やっぱりすごいよ、トビタテ生 色々な方の5分間のプレゼンを聞かせてもらったわけだが、本当に発表も上手だし、内容もしっかりしていると強く感じた。 留学を通して、何を経験し、そこから何を学び、そして何に生かすかを、きちんと考察、理解していて、さすがだと思った。 代表として、全体の前でプレゼンをした8名の学生も本当に良かったけれど、自分が見た他の学生のプレゼンも負けないくらい良かった。トビタテ生が1000人いれば、1000通りの留学計画と内容があり、それをどれがいいと評価すること自体がほぼ不可能なだけに、審査員の方々が選ぶのを苦労されたのもとてもよくわかる。 みんな違って、みんないい。 (2)自分のプレゼンと実感 他の学生は本当にすごいと言っている自分のプレゼンを少しだけ紹介しておくと、それは「3人の大切な人の訃報から縁の大切さという学びを得た」という内容だった。 まあ、タイトルが「私は太陽電池になる!」とかいう、変なタイトルから内容も太陽電池がなかなかに関係ないという、色々一貫性が無さそうなプレゼンだった。 そうは言うが、自分がこの報告会に参加して良かったと一番思えた点は、このプレゼンをしたことなのだ。 どういうことかというと、自分は留学中3人の方の訃報を聞いたわけだが、その3人が一人は同じ部活だった高校の友人、もう一人が自分の成長や留学を応援してくれていたおばあさん、そして最後が大好きな祖母だった。そして、この3人の共通点は「みんな留学前が元気だった」ということだ。つまり、自分にとって彼らの死は予想外だったのだ。 結局、自分は留学中ということもあり、この3人のお葬式には出席できず、...