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8月, 2015の投稿を表示しています

TEDxイベントのチケットは高いのか?

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今年もTEDxShimaneUの開催が迫ってきました。 どうやら後輩たちも切羽詰まってきているよう・・・ 去年は初開催ということで大変でしたが、2年目もまた別の大変さがあるのだと思います。 さて、去年もそうでしたがなかなかチケットが思うように売れないという問題があるようです。他のTEDxイベントのチケット事情はわかりませんがTEDやTEDxの知名度が低い地域では起こりやすいのではないでしょうか? 運営側は毎日のように頭を捻って企画し、本当に素晴らしいと思えるスピーカーを選び、誰しもが参加したいと思えるようなイベントを目指すと思います。実際、どのTEDxイベントも非常に魅力的であることは間違いないです。 けれど、なぜかチケットが売れない。 もちろん、TEDxイベントを知らないからや、魅力的なスピーカーがいないからという理由もあるかもしれません。 しかし私が運営していて思ったのは、一番の原因だと思ったのは チケットの値段 です。 特に大学イベントだとオーディエンスとして多くの学生を呼びたいと思うものですが、全然チケット申し込みが来ないなんてことも。 「やっぱり学生にとってこの値段設定は高いのか...」と悩むこともありました。 そこで、そもそもTEDxイベントにおけるチケットの値段は妥当なのか、学生目線で書くことにします。 少しでもTEDxのこと、チケットのことへの理解を深めていただけると幸いです。      チケット値段比較 まずはじめに、自分なりにいくつかのTEDxイベントのチケット値段を調べてまとめてみました。 左:大学イベント 右:スタンダードイベント 大学イベントの学生料金は2600円程度が平均で、スタンダードイベントは倍近く高い。 全体的に見れば、2000円〜3000円のチケット代は決して高い値段設定ではないですよね。      なぜチケット代はバラバラなのか? 基本的にチケット代は予算による。運営していく中で思った以上にお金が集まることもあれば、逆に予想以上に出費がかさむこともあるからだ。TEDxShimaneU 2017ではその資金状況をみて値段設定していった。 また、重要なのはスポンサ...

「日の丸を背負う」ということ

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写真は、トビタテ!留学Japanの一期生壮行式のもの。 もう、あれから1年以上経つ。希望に溢れて、留学した自分。 怖いけれど、どんな世界があるのかという好奇心の方が強かった。 そして今、自分はまさに留学している。 ずっしり重いもの 留学して、4か月。 重たい。身体も気持ちも。 何だこれは。考え込む。 見えない何かが自分の留学に干渉してくる。 「お前はダメなんだから、もっとやらないといけない。」 そんな気持ちがある。 そして最近、 「そうか、見えない何かは自分の背中にあるのか」と気づく。 背負うもの 「色々なものを背負って留学する。」 たしか、自分は留学前のFacebookにそんなことを書いた気がする。 色々って何か考えたとき、それは自分の家族の期待であったり、 自分の大学の名前であったり。 そして、それは日の丸でもある。 日の丸の重さ 幸か不幸か、トビタテ!留学Japanの正式名称は 官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」 選ばれて留学した時点で日本代表なのかと思う。 この認識が正しいか正しくないかは、わからない。 「お前みたいなのが、日本代表?」って声が聞こえてきそうだが。 けれど、自分は日の丸を背負って留学していると考えている。 そして、その何とも言えない重さを感じる。 「こんなに重いのか」と。 もちろん、スポーツ選手なんかと比べれば、とても小さいのかもしれない。 しかし、自分にとっては日の丸を背負う重さは大きなものだ。 適当なことをしてられない、色々な支援を受けてここにきているのだから。 この重みを経験させてくれているトビタテに本当に感謝したい。

8月6日、イラク人に原爆の話をした結果…

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8月6日  70年前、広島で世界で初めて、原子爆弾が投下された。一瞬にして、何万人もの命は失われ、生き残った人たちは被ばくによる後遺症の苦しみを得た。8月6日は日本人において、非常に特別な日のうちの1つだろう。  原子爆弾が使われた国は日本以外にどこにもない。唯一の被爆国である日本、そしてそこに生まれた人の1つの使命は、その悲惨さを伝えることだろう。 伝えてみた  うちの研究室にはイラク人が6人在籍している。そのうちの一人に、8月6日について話してみた。  「今日はとても日本人にとって、特別な日なんだ。」  そういうと、もちろん「何の日なの?」と聞かれた。なので、広島に原子爆弾が落ちたんだと言うと、  「しんや、それは本当に悲惨な出来事だ。」と言って、彼は語り始めた。 俺たちはテロリストじゃない!!  「あるとき、俺たちはテロリストにされた。何も悪いことをしていない国民を巻き込んで、アメリカは戦争を仕掛けてきた。俺たちはテロリストじゃないんだ。国民なんだ。アフガニスタンもそう、広島もそう。いつも苦しむのは国民だ。本当のテロリストは誰なんだ。そして、いつもその中心にアメリカがいる。しっかりと、事の重大さに目を向ける責任がある。」  多くは語らない。けれど、そのリアルでずっしりと重い言葉は、自分の心に響くものがあった。    8月15日には終戦70周年を迎える。戦争をして苦しむのは敵、味方の「国民」であることを知ってほしい。